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いよいよ、「そまノ森」の中へ。
そこでまず目に入ったのが、足元に続く地割れです。なんでも、前所有者の方が山の構造を無視して作られた歩道により雨が何年もかけて掘り進めてできたものだそうです。

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10メートルくらい続いているでしょうか・・・いちばん深いところは台風などで流れてきた木がすっぽり入っています。


本来なら山の斜面を蛇行するように道をつけるそうです。
まっすぐな道を作ってしまうと雨水の通り道となって水の勢いが土を削り、このような地割れが出来るとのこと。だから、青葉仁会では山に沿うように蛇行した緩やかな遊歩道をこの山に作ったそうです。

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遊歩道、なんとなくわかりますか?


今は、草木に覆われていて、私たちはには見えにくいこの道を中谷さんの先導で歩いて登りました。
森の空気って本当においしいですね!からだいっぱい吸い込んで、本当に心地よい山登りのスタートです。
毎年間伐の時に遊歩道を年1回整備するそうです。
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部分的には板の立派な歩道もつけられていますし、中腹にはステージのようになったデッキが!
みんなで休憩したりワークショップしたりできるような場所になっています。
この遊歩道は、青葉仁会管理のこの山を一周できるように作られていて、2キロほど続いているそうです。(この日はとても一周できませんでしたが・・・。)

そして、中谷さんから、スギやヒノキの商業林と自然林のちょうど分かれているところがあると教えていただき、そこには是非行ってみたいと、ちょっと険しい山道を案内していただきました。
自然林の森は様々な種類の木々があり、太陽の光などもキラキラと降りそそぎ、明るい感じに見えます。
一方で振り返ると光が入らない商業林があり、あらためて間伐や山の手入れの大切さを感じました。

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商業林と自然林のちょうど境界の場所です。見上げると緑の色の感じが全然違いますね。


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手前は青葉仁会が間伐し、手入れしているところ、奥に見える黒い部分は所有者が違うそうで全く手入れされてない山林だそうで黒い影のように見えますね。


さて、青葉仁会の間伐は他の仕事が少し楽になる冬の仕事にされているとのこと。
毎年、1月~3月くらいに力を合わせて作業されるそうです。
また、それぞれの障害の状態に合う作業を分担して間伐という大きな仕事を成し遂げるそうです。
いのちの森倶楽部も老若男女、それぞれの体力に応じて各グループに割り振って頂けるとよいのではと思います(笑)
相談の結果は、来年2月くらいに間伐を実施できたらという事で、今後日程などの調整をしていく予定です。
青葉仁会さんといのちの森倶楽部とで今後行っていく間伐材を使った木工製品の開発や青葉仁会さんの管理されている水源の森の間伐の共同開催などについてご相談を兼ね、取材に行ってきました。
まずは、毎回恒例のクラフト館で進化した作業工程などをお聞きしたり、青葉仁会さんとモンベル社とのコラボ製品の説明などをお聞きし、本題の間伐を行う山へと向かいました。

青葉仁会さんのそまノ森へ①_a0280319_1411357.jpg現在、自社商品のパッケージ以外にもQUONのパッケージをはじめ、カレンダーや他社パッケージや名刺など様々に製作されています。

青葉仁会さんのそまノ森へ①_a0280319_144517.jpgこれは、没になった和紙ですが、ちゃんと溶かして再利用するとのこと。

青葉仁会さんのそまノ森へ①_a0280319_1451378.jpgなんとこれがモンベル社のフリースの端切れとして送られてくるそうです。まるで正規の反物のような立派な端切れ(笑)。 規模が違いますね!

いよいよ、間伐を予定している山へ。
青葉仁会の中谷さん、本田さんに案内していただいて到着した「そまノ森」は、奈良市杣ノ川地区にある国の水源涵養(かんよう)保安林に指定されている山です。涵養とは、雨などで地表に落ちた水が地下に浸透し、地下水となることで、この森は地下に水を蓄えることが出来る大切な水源の森として指定されているのです。

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駐車場に降りると、足元に山栗がころころと落ちていてとてもかわいい実をつけています。前日の台風の影響でたくさん落ちたようです。中谷さんは奈良県吉野地域のご出身で子供の頃は、この山栗を拾って生で食べていたとか!甘くておいしいんだそうです。

そまノ森の入り口には、素敵なログハウスとペンションのような建物が。
ここは、青葉仁会が最初に施設を建てた場所だそうです。いまでは、その建物はありませんが、研修施設として現在は2つの建物が建っています。

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その横を細く山の中へ続いている道を登りながらこれまでの青葉仁会さんの取り組みについてお聞きしながら山の中へ入っていきます。

さて、この続きは後日ご報告とさせていただきます。
お楽しみに。。。
東京からの取材の方々を青葉仁会のクラフトチームお連れしました。
現在、いのちの森倶楽部の間伐した檜のパルプを使って
QUONのパッケージを作っていただいているのですが、
なんと秘密兵器が投入されていました!


青葉仁さんの取材に同行!_a0280319_14224996.jpg
これは、手漉きした和紙を乾燥させる大型機会です!パッケージに使用するためしっかりした厚みを必要とするため、これまでの自然乾燥ではなかなか効率が上がらなかったようです。
一度にたくさんの枚数を乾燥できるようになったそうです!


次に見学させていただいたのは、木工チーム!
みなさん黙々と作業されていて、職人さんのようです。

青葉仁さんの取材に同行!_a0280319_14215492.jpg

実は、今年度のいのちの森森倶楽部では、こちらの木工チームとも何か間伐材の有効利用としてコラボレーションができないか、模索中なのです。

それは、詳細が決まり次第、ご報告いたします。
お楽しみに!
皆様にご報告です!

ソーシャルプロダクツ・アワード2014でQUONプロジェクトの
活動が評価され、QUONビューティアクチュアライザーが2014年の
大賞を受賞しました!
ソーシャルプロダクツ・アワード2014_a0280319_13545912.jpg

[ソーシャルプロダクツ]
企業及び、他の全ての組織が、生活者のみならず社会のことを考えて作り出す有形・無形の対象物(商品・サービス)のことで、持続可能な社会の実現に貢献するものである。
と定義されています。このアワードは、エコ・オーガニック・フェアトレード・寄付・地域伝統などを考えた商品を集めて審査、表彰するというものです。

もちろん、QUONプロジェクトの中には森倶楽部での間伐材の有効利用も
含まれています。青葉仁会の皆さんとのパッケージ作りなども含め、評価していただきました!

本当に嬉しいですね!
# by mori-club | 2014-04-07 12:04 | その他
ポニーにお出迎えしてもらって、青葉仁会の本部を訪問しました。

奈良・青葉仁会へ見学に行きました。_a0280319_1555626.jpgかわいい女の子のポニーです。後日、かわいい赤ちゃんが生まれたそうです。

クレコスのブランドQUONのパッケージに使用している紙を実際に手漉きしてくださっている方々とお会いし、その風景を見学させていただきました。
和紙の素となる原液の成分は、トロロアオイを紙作りのつなぎに利用し、水とヒノキ(いのちの森倶楽部のパルプ)とガンピだけで作られた100%天然成分です。

奈良・青葉仁会へ見学に行きました。_a0280319_160045.jpg紙を漉く人


奈良・青葉仁会へ見学に行きました。_a0280319_1621649.jpg吸引機で和紙の水気を切る人


奈良・青葉仁会へ見学に行きました。_a0280319_1624055.jpg その紙の表面をローラーでならす人

1枚の和紙を作るために黙々と丁寧に担当の作業工程をこなしていかれ、みなさん職人といった感じでした。
本当にたくさんの人に支えられてオリジナルの紙が出来上がっていることに、あらためて感謝です。
奈良・青葉仁会へ見学に行きました。_a0280319_16712100.jpg

店頭でもかわいらしく並べていただいています。